小林一茶
雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る
我と来て 遊べや親の ない雀
めでたさも 中くらいなり おらが春
名月を 取ってくれろと 泣く子かな
やれうつな 蠅が手をすり 足をする
かたつぶり そろそろ登れ 富士の山
ゆうぜんとして 山を見る 蛙(かはづ)かな
かどの木も まずつつがなし 夕涼み
やせ蛙 負けるな一茶 是(これ)にあり
これがまあ つひの栖(すみか)か 雪五尺
福の神 宿らせたまう ぼたんかな
拾はれぬ 栗の見事よ 大きさよ
雪散るや おどけも言へぬ 信濃空